開発ストーリー
DEVELOPMENT STORY
家具づくりは、今回が初めてだった
Frien’Zoo Stoolは、セメントプロデュースデザインにとって記念すべき最初の家具開発でした。作り手の現場や背景を知らなければ、良いデザインは提案できない――そう痛感したのが、このプロジェクトの始まりです。
複雑な曲線を持つスツールをかたちにするには、家具メーカーの通常の工程や経験だけでは足りませんでした。当時まだ駆け出しだった代表の金谷勉は、家具業界の常識にとらわれず、必要な技術をメーカーとともに一から探りながら、理想のかたちを追い求めていきました。
座椅子メーカーが手がけた、動物の背中
製作を担ったのは、大阪・富田林で藤家具づくりから始まった老舗、カナタ製作所。戦時中は戦闘機の座席まで手がけたというその技術力は、長年培われてきた座椅子づくりの経験そのものです。
ほどよく沈み込む座り心地は、まさに座椅子メーカーだからこそ生み出せた感触。動物の背中にまたがってみたいという子供の頃からの夢を、しっかりとした座り心地とともに叶えてくれます。
実は、最初はスツールではなかった
コトモノミチの店舗で開催されたトークイベントでは、カナタ製作所と金谷が開発秘話を明かしてくれました。企画当初のかたちは、実は今のようなスツールではなく座椅子だったのだそう。
試作を重ねるうちに、子供も大人も気軽にまたがれる高さと安定感を持つ、今の動物スツールへとかたちを変えていきました。ひとつのアイデアが、何度も試作を経て今のかわいらしい姿にたどり着いています。
家具としてオブジェとして
大阪府富田林市にある、老舗の座椅子メーカーで生まれた「Frien’Zoo Stool」は、子供も大人も一度は夢見たことがある、「動物の背中に乗ってみたい」という気持ちをちょっとだけ叶えてくれるスツールです。
見た目のあどけなさとは裏腹に、家具に使用される鉛筆脚のおかげで安定感は抜群です。座椅子メーカーならではの技術を活かした座面は、ほどよく沈むため座り心地がとても良く、機能的にも優れています。デザイン性のあるスツールを作りたいという希望のあったメーカーと共に、適度に可愛く、けれど落ち着いた色味にすることで、子供も大人も使える特別なスツールを開発しました。
リビングのスツールとして、またはインテリアとして、家族の一員のように日常に寄り添う存在感です。
実用的なタフさを備えて
スツールの中には弾力のある多層ウレタンをあしらい、表面にはストレッチコットン生地を採用し、柔らかい座り心地を実現しました。
足はソファに使用される鉛筆脚で安定感は抜群。ずっと座っていても弾力性を失わないスツールに、卓越した老舗メーカーの歴史と技術を感じます。見た目は可愛らしいスツールですが、大人が座ってもタフな作りになっています。
個性豊かなカワイイ仲間たち
・elephant/ ゾウ
他の動物より背中が平らで広いので、座り心地が安定しています。大きな耳もとってもかわいいです。
・horse / ウマ
首が長めなので、お子さまがまたがった時に、ちょうど首の部分を持てるかたちになります。気分はカウボーイ。
・sheep / ヒツジ
他の3つと大きく違うのは、2色の色使い。少しだけ小ぶりなつくりになっています。ゾウと同じく、首がないので座面が広く安定しています。
・camel / ラクダ
ふたこぶラクダのように、背中にこぶがあります。一見、座りにくい気がしますが、そのこぶとこぶの間に。 座るとかなりのしっくり感に驚きます。 ウマと同様、首の部分があるので手を添えることができます。
・dog / イヌ
垂れ耳のワンちゃんです。首から動体にかけて滑らかなカーブになっています。座面も広く安定した座り心地です。