レース柄のシェードは愛知県瀬戸市で陶磁器の型製造を本業とする、原型職人だからこそ表現できる「立体物の造形」。
繊細で緻密、全て手彫りの”型”を作ることで、焼成後の形も、温かみを感じるレース柄の陶器のシェードから溢れ出す光に。
通常、陶磁器は「染付」や「上絵」など、プレーンな陶磁器に模様を描く技法を用いますが、Trace Faceは描くのではなく、「陶磁器自体に模様を彫り込む」という、陶器の新たな可能性にチャレンジした商品です。
素材感が伝わるように、あえて釉薬をかけずにマットな質感に仕上げています。 陶磁器では表現するのが難しいと言われていた異素材の質感を、原型職人だからこそできる技で見事に表現しています。
熟練の職人でも、この細い凹凸を手彫りで表現するためにとても長い時間を要しています。
ぜひ実物を見て、触れて、その彫り込みの繊細さを感じてみてください。

暮らしになじみ、寄り添ってくれるようなフォルムは、照明デザイナーの react代表 鷲頭 翔氏に、今回の企画のためにデザインをしていただきました。主張しすぎずも、どこか存在感のあるデザインは、長い間私たちとともに過ごしてくれる存在になるでしょう。
照明のベース部分やアロマ皿など、使用している真鍮パーツの多くは、職人の手で金属の板を押さえて形を少しずつ変形させていく（絞る）「ヘラ絞り」と呼ばれる金属加工技術により、1 枚の真鍮板から、かたち作られています。 小さな形、繊細な形など機械による自動加工ではできない熟練の職人技によって、一つ一つ手加工で仕上げているため、独特の温かみのある風合いを持っています。

スタンドライトの足部分は、小物を置いて頂くことも想定しています。ここにも本商品を楽しんで頂くための工夫があり、足部分の縁をほんの少し盛り上げ、全体的にわずかに湾曲した形状にすることで、有機的な風合いが増して、レース柄のシェードと合わせた時になじみやすいようにしています。
また、真鍮の表面は素地のまま、コーティング等を施していないため、使うほどに経年の色変化による深みが出てきます。暮らしと共に、世界に一つだけの風合いをもったスタンドライトに育ててみてください。

スタンドライトの天面には真鍮製の皿が備え付けられています。
灯りをともした状態でこの皿部分にアロマオイルを垂らすことで、アロマライトとしても楽しむことができます。 シェードから透ける暖かな光に加えて、アロマが空間を満たしてくれることで、香りからも癒やしの雰囲気を作り出します。 社会状況が大きく変わり、当たり前のように家で過ごす時間が多くなってきました。せわしなく、落ち着きのない世の中で、せめて自宅だけは落ち着ける空間であって欲しいと私たちは思っています。
灯りは、ただ照らすという機能だけでなく、空間を贅沢にしてくれ、癒しを与えてくれるものです。暖かな灯りに香りも加えたこの商品は、今の時代にも、あなた自身にも、寄り添ってくれるスタンドライトです。 そして、この状況が収束を迎えても、家に帰れば、「落ち着き」と「癒し」が当たり前にある。そんな状況を Trace Face Aroma Light は作り上げてくれます。あなたの暮らしとともに、長く一緒に暮らしてくれる優しい灯りを、ぜひ感じてみてください。