Fashion rooted in Tradition

Fashion rooted in Tradition 〜伝統の技術を纏う〜

伝統工芸を原点にファッションブランドとして活動されているメーカーにスポットを当てた企画展です。 「伝統を現代のファッションとして再構築し未来につなげていくという」モノづくりにかける思いや、その技術に触れ、普段何気なく着る物や身に着ける物にもその先の伝統や産業を感じてもらいたいという思いがテーマです。

Fashion rooted in Tradition

Fashion rooted in Tradition

日程: 9/2(土)〜9/29(金)
開催場所:
coto mono michi at TOKYO 
〒130-0002 東京都墨田区業平4-7-1 1F
12:00〜19:00 ※火・水・木定休・臨時休業あり TEL 03-6427-6648

COTO MONO MICHI AT PARK SIDE STORE
〒550-0003 大阪市西区京町堀1-15-23-1F
11:00〜19:00 ※水定休 ・臨時休業あり TEL 06-6459-0366

出店メーカー


出店メーカー紹介



石川県/能登上布
山崎麻織物工房|能登上布

山崎麻織物工房|能登上布


プロフィール

前身は紺屋(染め屋)で、初代・山崎新左衛門が一八九一年(明治二四年)に創業しました。以後屋号を変え、創業百三十年余、能登上布伝統の職人技術を継承する日本で唯一の織元です。 三代目織元から本格的に経緯絣の能登上布をつくり始め、独自の精緻な経緯絣を守り、今では能登上布を代表する柄に。四代目からは、自社ブランドで着物以外のファッション小物の企画販売を開始。海外展示会にも初出展し、2021年に着物と小物雑貨の自社ブランド「能登上布 YAMAZAKI NOTOJOFU」をスタート、2011年春には能登上布の新たな装いを提案する自社ファッションシリーズ「凛装」を初めて本格発表。 日常に溶けこむ能登上布の着物とファッション・小物を発信することで美しい能登上布を残していきたいと願っています。


作品の特徴

機械織りにはない手織りの織り密度の粗さから生まれる蝉の羽とよばれる透け感や軽やかさ、能登独自の櫛押捺染等手絣技術から生まれる染めにじみが少なく緻密で、すっきりとした絣模様が特徴です。能登の自然を映した落ち着いた色合いは、原料である麻は苧麻を使用。涼しく吸湿性があり、上布ならではの特別な麻の質感を味わえます。何十年も使えるほど丈夫で自宅でも洗うことが可能です。伝統と共に、現代の日常に溶け込むアイテムとして、「和」にも「洋」にもスタイリングして頂けます。また麻の手織りから生まれる軽やかさ、能登の自然を映した落ち着いた色合いから、凛とした装いを愉しめます。

群馬県/桐生織物
株式会社 笠盛|000(トリプル・オゥ)

株式会社 笠盛|000(トリプル・オゥ)


プロフィール

創業145年の刺繍メーカーが、長年培ってきた刺繍の技術を生かして作る、まったく新しい糸のアクセサリーブランド、000(トリプル・オゥ)。0.1mm単位のプログラミングと、職人の手仕事が合わさった立体刺繍で、使い手へのやさしさにこだわった商品を生み出しております。


作品の特徴

糸でできておりとても軽いのが特徴。刺繍で立体をつくるという製造特許も取得している。また金属アレルギーの方からも評価されている。 軽くてやさしいので1日中つけていられるのが魅力。カラバリも豊富なので、おもちのお洋服と合わせてコーディネートを楽しむことができる。

愛知県/有松鳴海絞り
株式会社 山上商店|cucuri

株式会社 山上商店|cucuri


プロフィール

名古屋の伝統工芸「有松絞り」・江戸時代から続くその技術で出来上がったテキスタイルで、現代のライフスタイルに 沿うようにデザインされたアパレルブランド。 日本人の誇るべき伝統の「有松絞り」を日常に取り入れてほしい。という思いで6年前にスタート。 有松で老舗の”山上商店”とデザイナーがタッグを組んで運営している。アイテムの幅はアパレル製品からアクセサリーバッグなど広く、 毎シーズン新たな試みにチャレンジしている。


作品の特徴

cucuriの製品のほとんどがヒートセットという特殊な熱加工をしているため、自宅で洗濯可能、シワが気にならない などの現代の働く女性にもマッチしています。ユニセックスの商材も数多くあり、カップル兼用や世代を超えて親子で兼用できるようなベーシックなデザインのアイテムもたくさん取り揃えております。

京都府/西陣織
タイヨウネクタイ株式会社|タイヨウネクタイ

タイヨウネクタイ株式会社|タイヨウネクタイ


プロフィール

タイヨウネクタイ株式会社は西陣織ネクタイの織元。 創業明治40年。柄のライブラリは1万柄以上。自社の製織工場にて、柄製作から生地の製織までの一貫生産を行っている。 極細シルク糸を2本合わせでふんわり織り上げ高密度かつ繊細な柄が特徴。


作品の特徴

西陣織ネクタイは、明治維新後、洋装化に伴い、 その製法は当時の帯や金襴の様々な職人の手により糸染め・シルクの種類・柄・織機など全て一から再構築され新たに誕生した『ネクタイ織』からはじまっています。職人がこだわり作り上げたその滑らかな肌触りと上品で美しい光沢、 生地が適度に柔らかくしなりが良いので、ネクタイの結び目の作りやすさもポイントとなっています。
ネクタイは柄と色の組み合わせでさまざまな印象を演出できます。トレンドに左右されない無地柄、ビジネスシーンの鉄板ストライプ柄、存在感の出るモチーフ柄、そして信頼感を相手に与える青系、パワフルで情熱的な印象を与えられる赤系、ポジティブな印象を与える黄系、落ち着いた印象を与えるグレー系。ぜひ『演出したい自分』と合わせコーディネイトをお楽しみください。

兵庫県/播州織
株式会社POLS|POLS

株式会社POLS|POLS


プロフィール

創業115年を迎えた、先染め織物の産元商社「丸萬」(兵庫・西脇市)から、2015年誕生したブランド。先染めの糸を使用し、ジャガード織りで制作されるカラフルでグラフィカルな生地が特徴。明治期に丸山萬右衛門がいちはやく自動織機を導入し播州織の歴史を変えた丸萬。現代もコンピューターの3Dプログラミングとクリエイションを掛け合わせ、播州織の無限の可能性を模索しています。


作品の特徴

ジャカード織で制作された、インテリアやファッションのアイテムを中心に、「テキスタイルの楽しみ」を発信しています。ジャカード織とは、経糸を自動的に上下に開口する織り機を使い、複雑で不規則な柄を表現する技法です。 なかでも西脇の播州織のジャカードの特徴は、柄や色ではなく、144本/inchという密度設計にあります。 144(産地では、イッチョンチョンと呼ぶ)という数字は、約数を15個もつ最小の数です。この魔法の数字が、緻密な柄も、大胆な表情も、実現するキーになっています。