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日本各地の職人の「手技」を纏うマルチケース / te saho(奄美大島泥染)

日本各地の職人の「手技」を纏うマルチケース / te saho(奄美大島泥染)

12,100円(税込)


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東京/台東

「革の街」台東区浅草にて、新たな革の可能性を求めて生まれたレザーブランド「te saho(テサホー)」のマルチケースです。日本各地の職人の手技と革が融合する日本ならではのジャパニーズレザーです。鹿児島県に属する奄美が世界に誇る伝統産業「本場大島紬」の染色法で、1300年の歴史がある“泥染め”が施された逸品です。革のみで折組で構成されたマルチケースはすっきりとポケットに収まります。 開閉は、差し込みフラップで、カードの場合約10枚程度、名刺の場合約30枚程度(材質により変動)収納可能です。

    ●サイズ:w115 × d75 × h10 mm
    ●パッケージサイズ:w120 × d80 × h30 mm
    ●重量:25g
    ●素材:牛革
    ●鞣し:タンニン

  • ご使用上の注意 本製品は天然素材を使用している為、部位的に色差や筋跡、仕上げ等により、同じ商品でも1つ1つ詳細が異なります。特に柄模様のある製品は、画像の柄とは違って表現されますので予めご承知おきください。展開画像は参考です。
  • 摩擦や水漏れによる色落ちや色移りが発生する場合があります。
  • 塩化ビニール等の樹脂に長い時間密着させると、粘りつきや色移りの原因となりますのでご注意ください。
  • 形状変化やカビの発生原因となることがありますので、水に濡らさないようご注意ください。
  • シンナー、ベンジン等アルコール系溶剤のご使用はお避け下さい。


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奄美大島泥染

奄美大島泥染

泥染めとは、鹿児島県に属する奄美が世界に誇る伝統産業「本場大島紬」の染色法で、1300年の歴史があります。島に自生するテーチ木(学名:車輪梅)のチップを煮込み自然発酵させて作る染料と鉄分が多く粒子が細かく丸い奄美でも特定の地域に限られる泥により「黒褐色」に染められる革が「泥染めレザー」であります。伝統工芸の技術を残すべく革を染めるという新たな可能性を歳月を掛けて生み出された泥染めレザーは、化学染料とは違う深い黒と茶褐色の色合いや絞り柄など奇跡の模様・無二の個性を表現します。

line up

円絞り

円絞り
革に均等(同じ幅)でヒダを摘み寄せたり、ジャバラに折り込んだ後に、ゴムや紐などを巻き付けて染めることにより輪郭模様を表現。

斑絞り

斑絞り
職人による巧みな縛りの技術で雲が乱れ合うようなムラ模様を表現。まばらな濃淡の色合いが美しさを醸し出します。

奄美大島と泥染

桜の部位によって色味が変わる

手付かずの大自然が残る鹿児島県/ 奄美大島。泥染は、沖縄本島からほど近いこの島で古くから行われてきました。全ての工程が島内で職人の手により行われる泥染は、島にとって重要な産業の1つとなっています。

潮風と肥沃な土壌から育ったタンニンの赤

潮風と肥沃な土壌から育ったタンニンの赤

泥染めは、島に自生するテーチ木(車輪梅)を使って染めていく草木染めがベースになっています。奄美大島で採取されるテーチ木は、強い潮風や肥沃(ひよく)な土壌の影響で濃度の高いタンニン酸を含んでいることから非常に染色に適しています。
※中心の赤みがタンニン。
※テーチ木は、1mほど残して切り出される為、7~8 年後にはまた染料として使用することができます。

赤土で深まる奄美大島の色

赤土で深まる奄美大島の色

泥染めで用いる奄美大島の泥は粒子が細かく、丸く、自然界にある鉄分が豊富などの特徴があります。そして、自然界に存在する鉄分が豊富な赤土の土壌の為、たっぷり染められたタンニンと反応し 茶褐色から黒褐色へと変化していきます。この鉄媒染こそが、奄美特定の色を表現します。水田のようなところの地面を掘ってくぼみ状にし、周辺にある泥をたし入れ、鉄分の濃度を高めます。粒子が細かいのは微生物の作用によるもので、染めに使用する田は切り立った山裾にあり、山からミネラルを多く含む水が流れ込むことで、微生物の餌となり、活発に活動します。

職人の手技と自然の力が生み出す褐色の模様

職人の手技と自然の力が生み出す褐色の模様

1300年の伝統を誇る本場奄美大島紬の染技法である泥染めを、熟練した職人の手技により革へ落とし込んだ奄美特有の黒褐色革。更に、あらゆる絞り染色技法を加える事により本来の革色×テーチ木による茶褐色×奄美の泥による黒褐色が織りなす模様は無二の個性を引き立てます。この模様柄も長年の経験や知識の積み重なりにより様々な柄に表現されます。

繰り返し手で揉み込む

繰り返し手で揉み込む

泥染めをする革が好みの柄に染まるように、一点一点手作業で縛っていきます。職人の長年の積み重ねによって、ヒダを摘まんだり、折り込んだり、縛ったりと、染めの柄によってそれぞれ絞り方法を変えます。この、人の手による作業こそが無二の個性を表現し、奇跡の模様を生み出します。

縛り、折り込む職人の手技

縛り、折り込む職人の手技

泥染めをする革を好みの柄に染まるように、一点一点手作業で縛っていきます。職人の長年の積み重ねによって、ヒダを摘まんだり、折り込んだり、縛ったりと、染めの柄によってそれぞれ絞り方法を変えます。この人の手による作業こそが、無二の個性を表現し、奇跡の模様を浮かび上がらせます。

ブランド紹介
INTRODUCTION

te saho

te saho


江戸、明治と皮革産業が発展してきた「革の街」台東区 、浅草にて天然皮革卸事業を営む創業80年を越える株式会社久保柳商店。常時200種1,000色、約13,000枚という在庫を誇り革を知り尽くした久保柳商店が、革の新たな可能性を求めて立ち上げたレザーブランド。天然染料を用いた日本の伝統的な染色技法をはじめ、異素材との組み合わせなど各地の職人の手技と、久保柳商店による長年の経験を活かした厳選された革が融合し、日本ならではのJapanese Leatherを生み出します。

企業紹介
INTRODUCTION

久保柳商店

株式会社久保柳商店


1942年創業。80年を越える経験と知見で様々なレザーを表現しています。圧倒的な商品数と在庫数を強みに多種多様の革を小ロットから対応出来る即納体制を築いており、お客様への利便性を確保しています。さらに、新商品を企画。50社以上のタンナーや加工・加飾会社との取引におけるそれぞれの特徴を熟知している事により、革企画に重要なコネクト力を発揮して一線を画しています。革をベースに異素材とのコラボレーションや日本伝統の染技法を取入れたりと、様々な角度から提案し、活動されています。

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