日本各地の職人の「手技」を纏うマルチケース / te saho(桜染 botanical Ieather®)

日本各地の職人の「手技」を纏うマルチケース / te saho(桜染 botanical Ieather®)

12,100円(税込)


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東京/台東

「革の街」台東区浅草にて、新たな革の可能性を求めて生まれたレザーブランド「te saho(テサホー)」のマルチケースです。日本各地の職人の手技と革が融合する日本ならではのジャパニーズレザーです。化学染料は一切使わず、山桜、ソメイヨシノなどを中心に、剪定された小枝を集め、桜の茶色の樹皮を煮つめて取出した赤い色の染液で、一つ一つ丁寧に染め上げた逸品です。革のみで折組で構成されたマルチケースはすっきりとポケットに収まります。 開閉は、差し込みフラップで、カードの場合約10枚程度、名刺の場合約30枚程度(材質により変動)収納可能です。

    ●サイズ:w115 × d75 × h10 mm
    ●パッケージサイズ:w120 × d80 × h30 mm
    ●重量:25g
    ●素材:牛革
    ●鞣し:タンニン

  • ご使用上の注意 本製品は天然素材を使用している為、部位的に色差や筋跡、仕上げ等により、同じ商品でも1つ1つ詳細が異なります。特に柄模様のある製品は、画像の柄とは違って表現されますので予めご承知おきください。展開画像は参考です。
  • 摩擦や水漏れによる色落ちや色移りが発生する場合があります。
  • 塩化ビニール等の樹脂に長い時間密着させると、粘りつきや色移りの原因となりますのでご注意ください。
  • 形状変化やカビの発生原因となることがありますので、水に濡らさないようご注意ください。
  • シンナー、ベンジン等アルコール系溶剤のご使用はお避け下さい。


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桜染

桜染

桜染に使う枝は、春の少し前、花が咲く直前のもの。化学染料は一切使わず、山桜、ソメイヨシノなどを中心に、剪定された小枝を集め、桜の茶色の樹皮を煮つめて取出した赤い色の染液で、一つ一つ丁寧に手作業又は、タイコで染めます。環境にも優しいタンニンレザー等をタイコ染色や刷毛染で染め上げている為、柔らかい風合いの優しい色が特徴です。

line up

山桜

山桜
バラ科サクラ属で桜の一種。山桜は日本固有種で、山地に自生する野生のサクラのことをまとめて「ヤマザクラ」と呼んでいます。色は紫ピンク色に染まります。

ソメイヨシノ

ソメイヨシノ
母をエドヒガン、父を日本固有種のオオシマザクラの雑種とする自然交雑もしくは人的交配で生まれた日本産の栽培品種のサクラ。色はオレンジピンクにそまります。

桜の部位によって色味が変わる

桜の部位によって色味が変わる

桜の木に含まれる色素はピンクだけではありません。黄色やベージュ、灰、さまざまな色が含まれています。草木で染めるには、金属質(銀イオン)の成分で色を定着させる「媒染」をする必要があります。染めの色は媒染に使う金属の性質や、使う桜の部位で変わります。小枝や蕾など、花に近い部位を使うと「桜色」に、樹皮を使うと、ベージュに近いオレンジ色「花葉色(はなばいろ) 」に、樹皮の内側にある芯材や初夏の葉を使うと、黄色を帯びた「淡黄色(たんおういろ) 」に染まります。

サクラ色を生み出す、染師の知識と経験

サクラ色を生み出す、染師の知識と経験

革へサクラ色を落とし込む為に、色素を含む素材からこだわり、煎液(染液)の抽出に関しても、何度も工程を繰り返したり、1週間程度寝かせたりなどの工程を施します。染師の経験と知識、そして色へのこだわりと、染色への愛情が自然なやさしいサクラ色を革へ落とし込みます。

サクラ色に染める

サクラ色に染める

花の咲く前の小枝を手に入れたら、その日のうちに細かく刻み、色素を抽出します。小枝や樹皮などを細かくしたチップと水、少量の米酢を加えて火にかけて沸騰させ、120分ほどしたら布で濾しさらに3〜4回程煎液を抽出します。抽出した煎液を1週間ほど寝かすと、酸化されて赤みが増します。 色素は水溶性のため、革に定着させるためには媒染が必要です。黄色から桜色に染める場合はアルミ、茶色なら銅、灰色なら鉄を含む媒染を行ってから、沸騰した煎液に革を入れ、煎液をしみ込ませます。

ボタニカルレザー®︎

ボタニカルレザー

"ボタニカルレザー®"は、化学染料を混ぜる草木染めとは違い、化学染料を使わない、植物だけで染め上げた正真正銘100%の天然染料のみを使用した「草木染め」で革を染めています。それがゆえに環境や人にも優しく独特なやさしい色合いが特徴であります。命ある色を染める草木染めは染料の濃度、工房の外と中の温度差、染めの時間、そして染める革の動かし方など様々な要素が複雑に組み合わさりその色を表すため、同じ染料で染めても色は違ってきます。また、原料となる植物や木は、今日と2週間後、今年と来年に伐ったものでも違います。つまり同じ色に2度と出会うことはないのです。いわば一期一会。それも草木染めの魅力の一つと言えるでしょう。

ブランド紹介
INTRODUCTION

te saho

te saho


江戸、明治と皮革産業が発展してきた「革の街」台東区 、浅草にて天然皮革卸事業を営む創業80年を越える株式会社久保柳商店。常時200種1,000色、約13,000枚という在庫を誇り革を知り尽くした久保柳商店が、革の新たな可能性を求めて立ち上げたレザーブランド。天然染料を用いた日本の伝統的な染色技法をはじめ、異素材との組み合わせなど各地の職人の手技と、久保柳商店による長年の経験を活かした厳選された革が融合し、日本ならではのJapanese Leatherを生み出します。

企業紹介
INTRODUCTION

久保柳商店

株式会社久保柳商店


1942年創業。80年を越える経験と知見で様々なレザーを表現しています。圧倒的な商品数と在庫数を強みに多種多様の革を小ロットから対応出来る即納体制を築いており、お客様への利便性を確保しています。さらに、新商品を企画。50社以上のタンナーや加工・加飾会社との取引におけるそれぞれの特徴を熟知している事により、革企画に重要なコネクト力を発揮して一線を画しています。革をベースに異素材とのコラボレーションや日本伝統の染技法を取入れたりと、様々な角度から提案し、活動されています。

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