奥台湾

奥台湾

「奥台湾」は台湾の伝統工芸の技術を活かした新商品の発売にあわせて開催する、“台湾の裏側の魅力”に迫る企画展です。台湾・屏東(ピントン)県政府と共に開催いたします。
台湾原住民に伝わる伝統的な工芸や装飾を、現代の生活に合わせてアップデートしたプロダクトを中心に、これまであまり知られていなかった「台湾のローカルな新しい魅力」にスポットを当てました。
台湾の最南端、屏東県に暮らす原住民の職人による、8つのブランドの商品がコトモノミチに集まります。

イベント詳細


【日程】
東京店:2024/9/5(木)〜2024/11/4(月祝)
大阪店:2024/9/20(金)〜2024/11/4(月祝)

【開催場所】
coto mono michi at TOKYO 
〒130-0002 東京都墨田区業平4-7-1 1F
12:00〜19:00 ※水定休・臨時休業あり TEL 03-6427-6648

COTO MONO MICHI AT PARK SIDE STORE
※一部商品のみお取り扱い
〒550-0003 大阪市西区京町堀1-15-23-1F
11:00〜19:00 ※水定休・臨時休業あり TEL 06-6459-0366
 

オンラインストア販売商品


  • Tau bu li / 月桃編みバッグ[黒]Sサイズ

    月桃編みバッグ[黒]Sサイズ
    税込9,900〜17,600円

  • Tau bu li / 月桃編みバッグ[黒]Lサイズ縦型

    月桃編みバッグ[黒]Lサイズ縦型
    税込22,000〜34,100円

  • Tau bu li / 月桃編みバッグ[ベージュ]Lサイズ横型

    月桃編みバッグ[ベージュ]Lサイズ横型
    税込20,900〜33,000円


  • AliAli頑皮雕 / サコッシュ[RED]

    AliAli頑皮雕 / サコッシュ[RED]
    税込17,050円

  • AliAli頑皮雕 / サコッシュ[GRAY]

    AliAli頑皮雕 / サコッシュ[GRAY]
    税込17,050円

  • AliAli頑皮雕 / サコッシュ[BLACK]

    AliAli頑皮雕 / サコッシュ[BLACK]
    税込17,050円

出店メーカー紹介

※順不同、敬称略
※「桃布里」「Ali Ali 頑皮雕」の商品は、コトモノミチの運営会社であるセメントプロデュースデザインが商品開発を支援いたしました。

  • 桃布里(Tau bu li)/月桃編みバッグ

    オンラインストア販売商品


    月桃(げっとう)は日本の奄美や沖縄から東南アジアにかけて分布する植物。台湾では原住民が月桃細工を営み、屏東県に居住するパイワン族は月桃編みを敷物やベビーベッド、衣類を収納する箱まで生活の幅広い用途に使ってきました。2013年設立の「桃布里(Tau bu li)」は歴史ある工芸を受け継ぎ、材料の加工から編み、販売までを一人でこなすと同時に、月桃の文化や技術の伝承、原住民集落内や地域の大学などでの技術指導や育成に取り組んでいます。このたび設立10年の集大成として独自の新しい編み方を研究開発し、素材の美しさを表現する編みバッグで日本デビュー。とくに細幅と太幅の二重編み技法は屏東の月桃細工に独特で、制作に倍以上の時間かかりますが、十数年以上使える丈夫さです。ぜひ天然素材の魅力を体感してください。


  • Ali Ali頑皮雕/革サコッシュ

    オンラインストア販売商品/Instagram


    革は伝統衣装や装飾品など、原住民の歴史の中で重要な役割を果たしてきました。獲物のキョンやイノシシ、ヤギなどの皮を用い、絵柄や穴開けの装飾を施していた革彫刻は、現代では牛革を主流とするより豊かな表現へ進化しています。「Ali Ali頑皮雕」は屏東に帰郷した若手職人が設立した革小物ブランド。「手紋」と呼ばれる手の刺青の文様をアレンジし、伝統的な革彫刻技法とは違った型押し(エンボス)加工で表現する新たな解釈を試みています。パイワン語で "Ali "は「さあ、一緒に!」という意味。触れる人に楽しく革工芸を体感してほしいという思いが込められています。革の文化を継承しながら、手紋の衰退といった課題を語るなど「若者が文化を伝えていく」姿勢は期待を集めています。


  • 花草釀cemel/アロマオイル

    店頭販売のみ/Instagram


    「花草釀cemel」は屏東県の山岳地帯にある秘境「霧台(ウータイ)」に戻った若い原住民のバリスタと調香師が創立した、手淹れコーヒーとエッセンシャルオイルのブランドです。cemelはパイワン語で「雑草」と「ハーブ」を意味し、ハーブと伝統知識の研究に取り組んでいます。また地元の観光ツアーと連携し、香り体験を介して観光客と地域をつなげています。原住民の神話や豊富な森にインスパイアされ、霧台の霧や雲、土地の香りから発想したアロマは大自然の山々に抱擁されるようなゆったりとした時間を与えてくれます。霧台をイメージした4つの香りは、「雲霧(レモン/ホワイトグレープフルーツ/シダー)」「山(ベルガモット/ミント/ラベンダー)」「植物(ローズマリー/ビターオレンジ/パチュリ)」「岩(ライム/ブラックペッパー/ベンゾイン)」がテーマ。


  • 原感物件/陶器

    店頭販売のみ


    「原感物件」は、パイワン族の神話的な世界観を象徴する「陶壺」を制作する父の職人技を受け継いだ二代目による新ブランドです。「壺」はパイワン族の宝のひとつで、くびれ部分の輪は宇宙を、胴体の模様は人々や動物を象徴しています。「原感物件」はその伝統を受け継ぎ、ろくろから絵付け、窯焼きまでを手作業で行い、パイワン族の祖先である百歩蛇(ヒャッポダ)の伝説にちなんで素焼き部分に文様を刻みつつも、一部に釉薬を組み合わせるなど、新しい世代ならではの挑戦をしています。また、再利用した木材を陶器に組み合わせるサステナブルな異素材感もブランドの特徴。カップやドリッパーなど幅広い暮らしの陶器を通じて、独創的なデザインの中に原住民のストーリーを伝えています。


  • SIKAU/かぎ編み袋物

    店頭販売のみ


    パイワン族の伝統的なかぎ編みの袋SIKAU(シカウ)。麻の一種である苧麻(ちょま/ラミー)を使い編み目ごとに結びきるという手間のかかる製法により、ほつれたり緩んだりすることがなく、軽くて丈夫なのが特徴です。一見シンプルな配色と柄ですが、複雑な工程のものは2〜3ヶ月かかることも。厳格な階級社会であったパイワン族では、かつて白やベージュの無地は平民が使う配色で、縞の模様が入ったものは貴族や酋長、功績者のみが使える柄でした。現在はそうした制限はなく、パイワン族の美意識や文化を表す工芸となっています。パイワン族には近代まで文字の記録がありませんでしたが、1943年(昭和18年)、柳宗悦が台湾視察を行いSIKAUの記録を『民芸』誌に残しました。狩猟採集に使われていたSIKAUは近年、技術継承が問題となっています。


  • 許春美工作室/織物

    店頭販売のみ


    豊かな模様と色彩をもつ台湾原住民パイワン族の伝統的な織物には、20種類以上の独特な名前の織模様と、模様ごとの機織り唄があります。文字を持たなかったパイワン族にとって、織物の模様は長い間、暮らしの記録として子孫に伝えられており、たとえば「歯」の模様は健康を象徴する重要なモチーフであり、「城壁」の模様は部族を守る領土や境界を表しました。伝統的な機織り技術と唄を伝承し、多様な文様の文化的意味を熟知する「許春美工作室」の織物は、現代ではインテリアファブリックやテーブルクロスなどの形で展開されています。伝統織物の復興と模様の伝承に取り組んできた許春美さんは、2021年には台湾文化部(文化庁にあたる機関)により国家無形文化財の重要伝統工芸「パイワン族伝統織物」保持者(人間国宝)に認定されました。 (写真提供/屏東縣政府文化處)


  • 寈風繡/刺繍小物・アクセサリー

    店頭販売のみ/Instagram


    「寈風繡」は屏東県泰武郷出身の職人が設立した刺繍ブランドです。パイワン族の民族衣装は台湾原住民の中でももっとも繊細で複雑なビーズや刺繍が施されることで知られており、伝統的な衣服は麻の一種である苧麻(ちょま/ラミー)にクロスステッチを施すのが代表的で、刺繍は女性が担い母から娘へ受け継がれてきました。「寈風繡」はそうした伝統的なクロスステッチやビーズ刺繍の技法を継承しながら、フランス刺繍の技法も組み合わせて精緻な作品を制作しています。また、自然とともに暮らす原住民の考え方を環境問題やエシカルなテーマへと受け継ぎ、植物や蝶のモチーフを用いて生命力あふれるカラフルな刺繍を生み出しています。


  • 蜻蜓雅築/スカーフ

    店頭販売のみ


    「蜻蜓雅築珠藝工作室」はパイワン族の工芸「とんぼ玉」(ガラスビーズ)の代表的な工房で、現在はその二代目がデザインしたテキスタイルブランドを展開しています。「とんぼ玉」はパイワン族にとって「陶壺」「青銅剣」とともに三つの宝に数えられる重要なもの。「蜻蜓雅築珠藝工作室」は1983年設立され、とんぼ玉焼成の研究と革新に力を注ぎ台湾を代表する工房になりました。近年はその文様をモチーフにした食器やスカーフ、エコバッグなどを開発しており、パイワン族の伝統的な文様のなかから、健康を表す「歯模様」や富と名誉の象徴である「掛鉤模様」などを抽出。エルメスのような高級ブランドの仕様に倣い、台湾産の最高級シルク素材を用いて端を手縫いの巻き縁にするなど、高水準の生産にこだわっています。

店舗アクセス


東京店
コトモノミチ at TOKYO
所在地
〒130-0002 東京都墨田区業平4-7-1 1F
営業時間
12:00〜19:00
オンラインでのご注文は承っております。 スタッフ状況により出荷手配を月・水・金とさせていただきます。 お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い致します。
定休日
水曜(※最新情報はFacebookにてご確認ください)
TEL 03-6427-6648 / FAX 03-6427-4557
電車でお越しの方
東京メトロ 東京メトロ半蔵門線「押上(スカイツリー前)駅」B1出口より徒歩2分
大阪店
COTO MONO MICHI AT PARK SIDE STORE
所在地
〒550-0003 大阪市西区京町堀1-15-23 1F
営業時間
11:00〜19:00
オンラインでのご注文は承っております。 スタッフ状況により出荷手配を月・水・金とさせていただきます。 お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い致します。
定休日
水曜 (※イベント準備などで、稀に臨時休業する場合がございます。 SNSにて情報をアップしておりますのでそちらをご覧ください。)
TEL 06-6459-0366 / FAX 06-6459-0365
電車でお越しの方
地下鉄 四ツ橋線 「肥後橋駅」徒歩10分 / 地下鉄 四ツ橋線・中央線「本町駅」徒歩10分