新時代の工芸

〜新時代の工芸〜

多くの伝統産業が現存するまち「京都」では、常に多くのつくり手の研鑽によって新しい時代に向けた工芸品が生まれています。
新しい生活様式が求められる時代において、悠久の時代から人々の暮らしを豊かにしてきた伝統を受け継ぐ品々は、次代のものづくりの指針となるでしょう。
京都市では新型コロナウイルス感染症の拡大により販売機会が激減し、深刻な影響を受けている京都の伝統産業のつくり手を支援するため、京都市伝統産業つくり手支援事業補助金を創設し、本事業の助成を受けて開発された新商品の「新時代の工芸」をタイトルとした展示販売会をcoto mono michi at TOKYOを開催致します。
新しい生活様式が求められる時代において、「今」の京都の伝統産業をより多くのお客様に知って頂ければ幸いです。

※『新時代の工芸』について
『新時代の工芸』参加事業者は全部で44社ですが、coto mono michi at TOKYOでは19社のPOPUP展示販売を行います。
参加事業者をご覧になりたい方はコチラからご覧いただけます。

『新時代の工芸』coto mono michi at TOKYO POPUP展示販売会

日程:3/17(水)-3/31(水)
開催場所:coto mono michi at TOKYO 〒130-0002 東京都墨田区業平4-7-1 1F
営業時間:12:00~19:00 定休日:火曜
参加事業者:1_雀休 2_観美 3_前田麻美 4_株式会社スタジオGO 5_株式会社 神戸数珠店_神戸伸彰 6_株式会社 神戸数珠店_神戸由佳子 7_有限会社ヒロミ・アート_野村ひろみ 8_有限会社ヒロミ・アート_室井麻衣子 9_株式会社もりさん 10_二方屋 11_有限会社昇苑くみひも 12_浅田製瓦工場 13_伝統京扇子中村屋 14_みのや扇舗 15_関純子 16_表望堂 17_タイヨウネクタイ株式会社 18_有限会社中村ローソク 19_三彩工房株式会社

工芸作品には数限りがあります。一点一点の作品との一期一会を楽しんでください。

商品画像

coto mono michi at TOKYO イベント その壱 〜和ろうそくの絵付け 実演会〜

日程:3/20(土)
開催場所:コトモノミチ at TOKYO 〒103-0002 東京都墨田区業平4-7-1 1F
京都で和ろうそくを作り続けて130年の中村ローソクさんの「和ロウソクに絵付け」をする実演会を開催致します。こちらのイベントはご予約不要でご参加いただけます。この日だけの実演会です。京都の伝統技を体感しにお越しくださいませ。

和ロウソク
ローソク

有限会社中村ローソク

実演者:田中伶奈(予定)

絵蝋燭は雪深い東北地方で冬に仏壇のお花の代用品として使用され、江戸の頃には献上品として使用される様になり絵柄も色々と有りましたが和蝋燭の衰退とともにその文化も知る人は少なくなりましたが、今もその技術継承はしっかりと繋いでおります。

※こちらのイベントはご予約不要なイベントとなります。
※安心してイベントにご参加いただけるように、十分な換気・密を避ける席の配置・マスク着用・アルコール消毒液の設置と、感染症予防の対策を整え皆さまをお迎えいたします。

コトモノミチ イベント その弐 〜京こま製作体験ワークショップ〜

京都の伝統工芸『京こまづくり』ワークショップを開催致します。 一時、断絶したと言われる京都の伝統工芸『京こま』づくりをぜひ体験しにお越しくださいませ。

日程:3/21(sun)<全3回>
開催場所:コトモノミチ at TOKYO 〒103-0002 東京都墨田区業平4-7-1 1F

京こま


※安心してイベントにご参加いただけるように、十分な換気・密を避ける席の配置・マスク着用・アルコール消毒液の設置と、感染症予防の対策を整え皆さまをお迎えいたします。

参加事業者 商品紹介



雀休

京こま匠 雀休 中村 佳之

京こま ふるさとシリーズのこま

「京こま」も指先でひねる様に回すコマですが、芯棒に布を巻き重ねる伝統技法により作られています。 時代の流れの中で、一時京こまの需要が激減し多くのお店から京こまは姿を消してしまいました。 十数年の時を経て蘇った京こまは素材自身の美しさと独特の手仕事による優雅さを際立たせインテリアやアクセサリー等の装飾品から、ついつい回したくなる楽しいコマを生み出しています。

みふ

観芙 藤原 芙由美

カップ&ソーサー

観芙(みふ)は、京焼・清水焼作家の早川元観(はやかわはるみ)と藤原芙由美(ふじわらふゆみ)の二人で立ち上げた、京焼・清水焼の新ブランドです。窯師(かまし)と轆轤師(ろくろし)。 二人の陶芸作家が、両者の強みを活かし、斬新で洗練された作品を生み出しています。 主に、実用性と見た目の美しさを兼ね備えた“うつわ”の制作を行っています。 また、華道家向け花器などの工芸品の制作も行なっています。

前田麻美

前田麻美

灰青釉六寸稜花台皿

京焼・清水焼で知られる焼き物産地の京都の窯元にて修行した後、京都市に築窯、独立しました。うつわは磁器土を用い、土練にはじまりロクロやタタラ成形、削り、打ち込みやイッチンといった装飾技法、釉薬の調合や釉掛け、窯入れなどさまざな工程をひとつひとつ手作業で丁寧に行っています。『イッチン』とはチューブ型の筒に泥漿(土を水で溶いたもの)を入れて絞り出す技法を指します。泥漿を使うため表面に凹凸ができ、立体的な装飾が可能となります。また『打ち込み』とは石膏や土で作った型に素地を押し付け、模様や形をうつす技法です。

スタジオGO

株式会社スタジオGO 古川 剛

虹彩霧滴鉢

京焼・清水焼の陶芸を学ぶ中で高い知識と技術が求められる独特の輝きの『油滴天目』に高い芸術性を感じ、釉薬の研究を独自に行ってきました。良質な原料を日本全国、時には中国から取り寄せ様々な調合と焼成の実験を繰り返してきました。その数は30,000個を超えます。それらの中から良い発色を得た調合と焼成方法を使い作品にし、古典的な天目も意識をしながら、次世代の独自の天目作品を発表し、世界に届けていきたいと考えています。

神戸数珠 伸

株式会社 神戸珠数店 神戸 伸彰

「藍珠」京念珠

大正7年創業。京都で100年の伝統を持つ珠数製造卸元。 念珠作りが京都に根付いて1200年。あらゆる分野で機械化が進む中、珠数は今も変わらず手仕事で作られています。 珠数は玉作り/房作り/糸作りなど多くの伝統技術が集まって初めて出来上がる物です。 京都の伝統産業である「珠数」の製造卸として「珠数が持つ伝統の継続と発展」というテーマのもと、人々の心と心を繋ぐ珠数を作っていきます。

神戸数珠 伸

株式会社 神戸珠数店 神戸 由佳子

結念珠

大正7年創業。京都で100年の伝統を持つ珠数製造卸元。 念珠作りが京都に根付いて1200年。あらゆる分野で機械化が進む中、珠数は今も変わらず手仕事で作られています。 珠数は玉作り/房作り/糸作りなど多くの伝統技術が集まって初めて出来上がる物です。 京都の伝統産業である「珠数」の製造卸として「珠数が持つ伝統の継続と発展」というテーマのもと、人々の心と心を繋ぐ珠数を作っていきます。

野村ひろみ

有限会社ヒロミ・アート 野村 ひろみ

銅胎銀有線七宝盃

1970年、七宝工房ヒロミ・アートを創業。京都嵐山の地で京七宝を製造販売する工房です。 遠くはエジプトに始まり、日本では正倉院などにみられる古代七宝。京都では、安土桃山時代の華やかな琳派の影響を強く受け、金属工芸の職人が神社仏閣および御殿の装飾品に七宝を施し栄えた伝統工芸です。

ヒロミアート室井

有限会社ヒロミ・アート 室井 麻依子

木地七宝

1970年、七宝工房ヒロミ・アートを創業。京都嵐山の地で京七宝を製造販売する工房です。 遠くはエジプトに始まり、日本では正倉院などにみられる古代七宝。京都では、安土桃山時代の華やかな琳派の影響を強く受け、金属工芸の職人が神社仏閣および御殿の装飾品に七宝を施し栄えた伝統工芸です。

もりさん

株式会社 もりさん 山田 由英

西陣織バスケット/風船小紋

創業大正10年(1921年)。雛人形の着物生地に用いられる西陣織金襴の製造メーカーです。 色落ちせず耐久性に優れたポリエステル西陣織は「もりさん」の最大の特徴です。織物としての品質は当然ながらポリエステル100%という使いやすさも評価いただいております。華やかな金襴のみならずソファーなどにも使えるモール糸を織り込んだ生地やネクタイ地、デニム地も織り上げられます。

もりさん

二方屋(有限会社りんよ工房) 白井 亮助

錀丸-rinmaru-

二方屋は天保十四年(1843年)京都は深草の地で二方屋與五郎として創業されたとし、以来素材・技法を変えることなく伝承し続け、現在も鳴り金物専門工房として音色にこだわった仏具おりんを製造しています。(最近、享和四年(1804年)二方屋勘三良作の品が発見されました。) 二方屋のおりんは砂張(さはり)という金属で作られています。切れの良い音とうねりをもった余韻に低重音の唸りがあり、鳴り上がりするといわれ、五年十年使用しているうちに音が良くなってくるのが特徴です。

くみひも

有限会社 昇苑くみひも 梶 均

くみひもアクセント

1948年創業の昇苑くみひもは手組み帯締め制作から始まり工芸品を数多く作ってきました。1958年頃から製紐機を導入することで量産体制を構築し、手組みの技術と機械組みの技術両方を生かして、お客様のニーズにお応えし続けてきました。現在では和装の用途にとどまらず、アクセサリーやジュエリー、インテリアや建築、アパレル関係の用途などにも幅広く展開。また神社やお寺などからのご要望にも応えながら新しい可能性追求しています。

瓦コースター

浅田製瓦工場 浅田 晶久

京瓦のコースター

燻瓦は日本建築の屋根に使用されてきた伝統的な屋根材です。焼結の後に「いぶし」を行うことで黒色を呈します。燻瓦の中でも重厚さと優美さを併せもつ「京瓦」は品質・色・艶の点で古くより高級品とされ、寺院や神社、数奇屋から一般の町家まで幅広く普及していました。かつての京瓦の生産地として東山七条周辺の大仏地域と伏見区の深草地域が挙げられ、明治時代には十数軒の窯元が軒を連ねていましたが、現在では「京瓦」の伝統技術を受け継ぐ職人はほとんどおらず、京瓦を製造している事業所で窯が稼動しているのは浅田製瓦工場1軒のみとなっています。

ふれませんす

株式会社 中村屋 中村 光孝

触れま扇子(ふれませんす)

「京扇子」と呼べる扇子とは何でしょう? 京都扇子団扇商工協同組合の組合員が製造した扇子の内、扇面部、扇骨部、仕上げ加工、3つとも京都、および京都周辺で作られたものに限ります。 しかしながら現状は海外製(特に中国製)の扇子の割合が高い。もちろん、安価で大量に製造可能な海外製の利点は確かにあります。しかし扇子は平安時代に日本、しかもここ京都で考えだされ、作られた伝統工芸品です。京扇子は京都を、いや日本を代表する伝統工芸品といえるのではないでしょうか。

みのや

みのや扇鋪 千葉 晃治

/fan/fun UNRYU-GOLD

扇子は、1100年以上昔に日本で生み出され、遠くヨーロッパまで輸出された日本を代表する工芸品です。 現代社会でも儀式・芸能・装飾など様々な用途で使われ続けています。 みのや扇舗は、扇子の一大産地である京都で初代平吉が大阪心斎橋みのや扇舗の京都店として1894年に創業しました。  現在京都岡崎の地で4代目の父とともに家族で、茶道用の扇子を主に製造卸業を営んでいます。

関純子

染匠市川株式会社 関 純子

silk sling

京手描友禅の技術を使用して作品制作をしています。 絹と言う生地をキャンパスに見立て、絵画を見に纏うような繊細な着物を染める友禅技術に感銘を受け、手描友禅の職人として勉強、修行を始めました。 和装にこだわらず、小物の製作などグループ活動も行っています。

うるしのゆのみ

表望堂 島本恵未

うるしのゆのみ

表望堂は、2014年に京都でスタートした漆工芸専門の工房です。塗師と蒔絵師の夫婦で経営しており、日本の数多くの寺社仏閣や工芸美術品の制作、修復を多数手がけてきた経験から、漆という素材を活かした現代に繋がる様々なアートやプロダクトを積極的に制作し発表しています。

タイヨウネクタイ

タイヨウネクタイ株式会社 松田 梓

JOLIE CRAVATS 『CAT COLLER』

タイヨウネクタイ株式会社は西陣織ネクタイの織元です。創業明治40年。当時は傘地・帯地などを製織していました。昭和6年に先代からネクタイ生地の製織に着手し、昭和27年に太陽ネクタイ株式会社を設立、現在に至ります。柄のライブラリは1万柄以上。自社1Fに製織工場があり、柄製作から生地及び製品を、クイックアンドレスポンスで小ロットから対応致します。使用する素材は主にシルクです。

中村ローソク

有限会社中村ローソク 田中 伶奈

和ろうそく お祝いセット

1887年創業以来130年余り主に京都の地で和蝋燭の製造を主に京都の地で作り続けてきました。 神社仏閣からご家庭用まで様々な大きさの和蝋燭を提供いたしております。多くの方に和蝋燭の文化歴史を知って頂く為に絵ろうそく(火を点さずお花の代わりとして御仏壇に供える)、インテリアとしてお楽しみいただける手描き絵ろうそくの開発(アニメとコラボ)やお茶席(夜咄)で使用する和蝋燭の発信や時間軸を楽しむ和蝋燭の制作にも取り組んでおります。

中村ローソク

三彩工房 株式会社

鹿子藍染ショットグラス

京友禅の染型製作の三彩工房が作る食器インテリアブランド「Sansai」 型友禅には多種多様の柄があり、華やかな色彩に溢れています。 伝統工芸に長年従事して来たその技術を木製品に生かして、木製ショットグラスに京鹿子絞り柄を彫刻しました。 現在ではデジタル技術を使い、受け継いできた技術と共に日々、品質向上に努め、型屋としての技術や経験を活かしつつ、現代の生活様式に馴染み、多くの方に親しまれるものづくりを行ってまいります。